特になし

一ヶ月近く投稿がなかったことから察せられると思うが、その間プログラミング等による学習はほとんどと言っていいほど進んではいない。強いてあげるというのなら、今読んでいるネットワークの本を少し読み進めたという程度のものだ。他には特に何もしていない。ちょっとばかしネットで記事を読んだり、気になったワードを調べたりというくらいで、何か一貫性を持った行動はしていない。

それでもここにこうして投稿をしているのはこのブログの更新を忘れないように、半ば義務感を意識してのことだ。だから当然ここに書くネタはないのだが無理にでも絞り出してみよう。最近ネットサーフィンをして触れたもの、感じたことくらいなら書けるはずだ。

僕は今学生の身で、そのうち来るべき時期がきたら就職活動をすることになるだろう。そしてその時に僕は自分がシステムエンジニアになれるということを微塵も疑っていない。そういった自信を何故持てるかと言えば、自分の能力や、籍をおいている大学の就職率などといった要素に裏付けされた自信が大きいがもう一つ、希望する職種が他ならぬシステムエンジニアだということもある。ぶっちゃけ、僕はこと就職という関門に対してSEをナメている。特に人並み以上の努力をすることもなく、変な高望みさえしなければそれなりの場所にそれなりに就職することができるだろう、と。

甘い、とてつもなく甘いこの考えがどうして僕の中に根付いてしまったのだろうか。
一つには、ネット上で散々叩かれたSEの過酷な職場環境イメージが一因にあるのかもしれない。
これだけネット上で頭脳3Kと揶揄されるほどの職業に、それでも就職する人がいる。ブラック企業デスマーチなど散々SEを雇う会社や職場を非難する言葉を目にしたが、ではそもそも一体どうしてそんな所に就職してしまうのか。そういったことを考えた結果僕が辿り着いたのは、この業界は売り手市場なのではないかということだ。先に述べたとおり、SEの環境にはかなりの不満があふれている。そしてそれにより、退職・転職者がかなりいることも想像できる。実際ネットで見かけたSEの体験談などでは「体が保たない」などといってすぐにやめてしまう、やめざるを得ない状況になる人もいるということだった。ある記事では体を壊してしまった人の話なんかも読んだ。まるで都市伝説か何かのようにホラーじみてきているSEの苦労話、けれどそれが全部本当ではないとしても全部嘘ということもないのだろう。きっと、そういった体を壊してしまうような下流で働くアルバイトのような下っ端扱いの職場なら、人材はいくらあっても足りないくらいなのだろう。そしてそういった職種でもいいというのなら、僕はきっと仕事にありつけると、そう思っている。

そしてもう一つ、もっと大きな理由がある。身内話になってしまうが、僕には兄がいる。そしてその兄はSEである。たまに帰省した時やSkypeなどで兄に仕事の話などを聞いたりもする。「やめてしまう人もいる」というのは、その兄から聞いた話だ。そして当然、兄もSEであるということは就職活動をしたはずだ。実際兄に詳しいことなどを聞いてみたこともある。その時は「まだ数年あるから別に気にすることもない」と言われた。僕の兄は、当初出版関係の会社をあたっていたらしいが軒並み断られ、そして最終的にSEの職に落ち着いたという経験を持っている。そこら辺のことを突っ込んで聞いてみた覚えはないが、他の職に比べたらやはりSEは売り手市場気味なのではないかと僕は感じた。

SE業界の情勢がどのようなものであるにせよ、油断は禁物だ。僕はもう少し、自分に厳しくなった方がいいと思っている。でなければそのうち痛い目に遭うだろう。今までもそうだったのだから、これからもそうだ。
というような思いが事前にあったかといえばそうではなく、どちらかといえば結果的に後付けした話なのだが、僕はもうちょっと自分のなりたい「SE」という職業を真面目に考えてみようとした。ここでの考えるというのはいわゆる「~~になるには」といったような、お仕事について詳しくなろうという話である。
そこでSEについてのサイトを巡っていると「ITスキル標準」という単語を目にした。
ITスキル標準とは、経済産業省の定めたIT関連の技術や職種を分野ごとに分け、段階づけた指標であるらしい。(Wikipedia参照)
これによると、ITサービス分野は11の部門に別れるらしい。そしてこの中で僕が興味を持てそうな分野は「ITスペシャリスト」と「アプリケーションスペシャリスト」あたりだろう。「プロジェクトマネジメント」は微妙かもしれない。企画・提案よりも設計・開発側であり、しかし運用・保守側でもないということである。開発工程の中間層ともいえる。僕の考える、僕のなりたいと目指す「エンジニア」はこのあたりだろう。

しかしこのあたりの知識は前に読んでいた「ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業」で読んだ内容と似ているなと感じた。PMBOKアジャイルなど開発工程の知識や区分分けを僕はこの本で知った。同時になんだか日本人的な話だとも思った。いや、恐らくこういったシステマチックで企業的なとりくみ、システム化はアメリカが先駆者であろうけれども、いかにも高層ビルに通いづめるエリートサラリーマンだとか外資系会社員じみたイメージがしてしまうのだ。開発工程だとか企画・提案、プロジェクト全体を取り扱おうとする知識体系が、そう感じさせてしまうのかもしれない。

個人的には、こういう知識を仕入れるのも面白いとは思うのだけれど、もっと技術的な、UNIXとかのOSやbash、HTML、FLASHIPv6なんかの知識を仕入れたいなぁと感じた。いかにもO'Reillyあたりが書籍化してそうなものだと尚良い。

まぁそんなことを言うならさっさとプログラミングの勉強を再開しろということなので、おとなしくCの参考書を開くことにする。