選択と未練

ruby on railsを扱うということで事前に勉強していったけれど、研修ではまだ使っていない。
というかJavaScriptが便利すぎるのだ。
あまり面倒なことをしようと思わなければ、たいていのことはHTML+CSS+JSですむ。
今回のrails使用も「え、それでrails使うの?」という気がした。
railsのインストールやらMVCやらデーターベースやら使えるようになるまでに必要となる知識の習得コストが高すぎるんじゃないかと思う。それだけの知識を要請する機能を実装したい、というのなら話は別だが、今回の件はどうもそうは思わない。

一番気になるのは保守性と速度だ。
都合上、JSを使った方が早い部分が多い。特にUIに関わる部分は。そうなるとJSが外せなくなる。つまりJSとrubyのコードが混ざった状態になる。それはソースコード保守の観点から考えて大丈夫なのだろうか?
HTMLとCSSが別ファイルになっているにも関わらずそういった心配がないのは、おそらく機能面で階層が異なっているからだと思われる。HTMLは組み版を作り、CSSはデザインやレイアウトを作る。それぞれの階層は切り離されている。しかし、JSとrailsではサイトの動的部分というほぼ同じ階層を扱っている。
そういうのは体験してみないことにはわからないが、どうも心配だ。

そして速度面。JSが速いとも、railsが遅いとも言わない。というかそもそも両者の速度を感じられるほどまだ慣れ親しんでいない。
だが、railsの高速化とJSの高速化、これらに関するウェブの資料にはかなりの差があると思う。
皆JSの高速化には興味があるが、railsの高速化となると一部の人間しか気にしないのではないか。
これから作るサイトの速度面はほとんど気にする必要のないものだが、簡単に、より多くの高速化体験を得られるJSにどうしても未練を感じてしまう。

最終的に「今後の拡張性を考えるとやはりrailsがよい」と言われて納得してしまった。
今度研修が終わったら自分でJSを使ったサイトを作って見ようか。

それと最近若干いろいろな言語に手を出しすぎて器用貧乏的な状況になっている感が否めない。
何かを極めなければ。