Wolrd Wide Webを見つめなおす


実はWebプログラミングという分野があるのは知っているけれども、その実情というのはよく知らなかったりする。JavaScriptあたりの新しい言語あたりで実装するんじゃなかろうか、と漠然とは思っているがやっぱりどんなものか想像がつかない。ネット上で画像や動画、音声の制御するために必要となってくるのだろうか。
PGやSEを目指す身としてはWeb開発方面も抑えておきたいところだ。
そこでまず、手始めにネット上で一般に利用されているサイトの形態を思いつくままに列挙してみようと思う。

①Webサイト(企業・個人)
検索エンジン
Wiki
SNS
アップローダ
⑥動画サイト
⑦ブログ
以下割愛

途中からキリがないことに気がついた。問題は自分の中できちんとした分類ができていないことにある。形態別に分けるか、目的別に分けるかをしなければ、ウェブ上のサイト形態はどこまでも細分化され多様化されていくことだろう。ネット空間上にただ単純なHTMLとCSS、それとJavaScriptなどのウェブプログラミングを駆使すればこれら全てのサイトを実装することが可能となる。
信号を投げればデータを返すサーバと、その信号をやりとりするための道路となる通信用ケーブルさえあればネット空間という架空の世界を構築するインフラは全て整う。広大な土地があればどんな建物を建てることもできるように、道具さえ使えればなんだってできるのだ。


とりあえず「目的」を分けてみよう。分け方にはいくつかあるからそれぞれ試してみる。
まずは「どんな人間」が「なんのため」に

1.個人(趣味)
2.企業(PR用)
3.商用

ちょっと困ったのは一見では利益を上げられないようなページも商用に含まれることである。サービスを提供するためのページとして運営されているものは、すべからく価値があり商品価値は利益を生む。


次に「どんな形で」を重視してみよう。細分化してしまうと先ほどのようにキリがなく、またいくつかの形態を重ね保つサイトも多いため分類というよりは属性を挙げていくつもりで考える。「どんな技術、概念を使っているか」といってもいいだろう。

1.データベース
2.検索
3.ハイパーテキストリンク
4.ストリーミング再生
5.フラッシュ等の仕掛け

大抵のサイトにおいてこれらの属性は複数組み合わせて利用されている。データベースの代表例として挙げられるWikiなどはハイパーテキストリンクの集合体といっていいだろう。Youtubeニコニコ動画に代表される動画サイトは大量の動画をサーバ上に集めたデータベースの形態をとっているが、その中から自分の視聴したいデータを探り当てるためにはもちろん検索・リンクが必要であるし、実際に視聴するにはストリーミング再生が必要となるだろう。
5番はわかりづらいが、アーティストなどのフラッシュを多用したサイトやブラウザゲーム、広告ページなどが一番顕著な例だろうか。最も技術がふんだんに使われているのはTwitterだと思っている。SNS系サイトには必須技能なのだろう。


以前より思っていたことであったのだが、ウェブサイトがどれか一つの属性を強化しようとすると、他が疎かになっていくのではないか。Twitterの検索が弱いなどはよく言われていたことではあるが、それは別にTwitterに限ったことではないと思う。どのサイトにおいても検索というのは本来重要視されるべき装置であるはずなのに、下手をすると検索すらできないサイトもままある。Wiki系のページやブログでは大抵フレームワークに検索ボックスが備え付けられているため困らないが、個人の制作した情報を提供するサイトにはあまりみかけられない。そもそも検索という装置はぽんと簡単に作れるものではないのだ。GoogleやYahooなどの大手検索エンジンレベルの精度ともなればなおさらである。


この件について考え始めて一つ気づいたことがある。ウェブサイトというのはなにも知識を得るためだけに存在するわけではないということだ。気づいた、というより自分の思考が偏っていたことを発見していたと言うべきか。Youtubeニコニコ動画はもちろん、自分の創作物・成果物を発表する場としてネットは非常に有効である。それら動画サイトだけに限らず、pixivといった画像投稿サイトもあれば、音楽用の投稿サイト、さらには画像も音楽も作れない人だって声を投稿するこえ部というサイトもある。失礼な言い方になってしまうが、それら投稿サイトにアップロードされるものはなんら知識と関連のないものも多いだろう。ウェブ上に存在するものは知識だけではない。データ=知識と考えるのは間違いである。
データの形とは、そのあり方とは一体どんなものだろうか。
インターネットがもたらすのは単なる知の集積体だけではない。
それ以上の可能性を秘めている。
また、ここでは触れなかったがインターネットという網の上で繋がる人と人との関わり、ソーシャル・ネットワークも存在する。SNSにいたってはデータですらない。


ここまで勢いに任せて書いてきたが、全然まとまりそうにない。
またもう一度、じっくりと考えなおしてから書き改める必要がありそうだ。