たりないものは一体なんなのか

忘れがちではあるが、こうして近況や学習した事をこのブログに投稿しているのが現状だ。

しかし、放りっぱなしにしたままではあるが手元にWebデザインに関する書籍がある。

折角一度は手に取ったことだしなにもしないこともないだろう、と思って「それじゃひとつなにかサイトでも立ち上げてみようか」と考えたこともないではない。実際勉強してみたいと思っていた自宅サーバの導入目的として、Webサイト用サーバを考えたこともある。




だが実際サイトを立ち上げてみたとして、一体どんなコンテンツを載せればよいのだろうか?

普通サイトを作る時の状況は逆だろう。まず何かしたいことがあって、その実現のためにサイトを設立する、それが一般的なサイト管理人の行動パターンであろう。しかし、僕の場合「とりあえずサイトをたててみたい」から始めている。目的と手段が逆転しているという話である。




暫定的にではあるが僕の興味の持てること、PCやネット、プログラミングやエンジニアリングについてのサイトにでもしようかなとは考えている。でもそういう話題は大抵このブログに書き込むし、サイト化したところで大して需要のあるコンテンツが思い浮かぶ気もしない。




Webサイトを作って成功していると僕が感じるのはざっくばらんに2パターン、商用か私用かだ。二つの違いは利益をあげるか、あげないかだ。

まず商用と呼べるサイト。企業のサイトや芸能人・タレント・有名人のサイトは知名度から利益に繋がる。また、そもそもインターネット上でのビジネスをしているサイト、ダウンロード販売やネット通販など。他には広告収入といったところだろうか。これは主に有名サイトがアフィリエイトで稼ぎ始める場合だろう。どちらにしろアクセス数を稼がなければ利益がでないためこれは「仕事」だ。

次に私用と呼べるサイト。要するに個人の趣味だ。音楽、小説、イラストなどなど様々な創作系サイトが乱立しているが全てもとは管理人の趣味から始まっている。また、暇をもてあまして日記をつけはじめた、とかツーリングの写真を載せるようになったというパターンも考えられる。一番に言えることは好きでやっている、ということだ。そしてその好きが高じて先に述べた商用サイト化する場合もある。昨今の創作事情はグローバル化・インターネット化してきているのでアマチュアクリエイターでもネット上で「お仕事」ができるようになってきているし、それこそ広告で稼ぐサイトはこのパターンから始まるのではないだろうか。好きで始めたサイトが思いの外好評で、意外にも広告から収入が入ってくるようになりそのうちそちらへ傾いていくという具合だろうか。




僕がこれから始めるとしたらそれは勿論後者だ。社会人となって前者のサイトに携わる可能性もないとは言い切れないために勉強の一環として始めるというのだから趣味でしかない。だからまぁ言ってしまえば素人感丸出しの適当なサイトでも問題はない。

だが、アクセス数を稼げるサイトを最初から意識しての立ち上げとたまたま大量のアクセスを得てしまったというサイトでは雲泥の差があると思う。そして何よりも僕が求めるのはスキルアップ、ここでのスキルとはサイト作りの技術と経験だ。僕は僕のためにやっているのであって、別に誰かのために何か行動を起こすつもりは毛頭無いが、しかしWebサイト運営のスキルを考えれば「よりよいサイト作り」を意識しなければならいだろう。そもそもよりよいサイトって何だ? 作ってもいないのにそんなことを考え初めてしまうのは気が早いことだが、考えずにはいられない。




ようするにどうサイト作りをしたらよいのか迷っているのだ。




そして迷っている間に時間は過ぎていき、いつまでたっても始められない。




僕は今、そんな状況に陥ってしまうことを危惧している。




とりあえずWebサイト指南関連のサイトでも巡りつつ、今後の方針を立て直そうかと思う。

なんだか自分でもこれはSE志望としての行動なのかプログラマーなのかWebデザイナーなのかはたまたまた別の、ITライターあたりを狙った行動なのかわからなくなってきた。とりあえず、有能なエンジニアになりたいと思う一心である。