トラブルシュート


メインで使用しているPCが最近思うように動いてくれない。GWあたりにサーバを立てるため試行錯誤したのち、ubuntu12.04LTSを入れてみたのだがそのせいだろうか。今までubuntuの便利な面ばかり見ていたものだから一度ハマるとなかなか抜け出せず苦労した。状況を改善しようとして逆に悪化させてしまったことは一度や二度ではない。そういった場合に一番困るのは、解決にかかる労力ではなく時間的コストだ。ただ困ったり苦労する程度のことならば別に良い。だがうんうん唸ってモニタの前で試行錯誤しているうちに日付が変わってしまうのは非常によくない。頑張るのはよいのだが、それにより過ぎ去ってしまう時間は実は大問題なのだ。特に翌日がテストやレポートの締切である学生だったりすると。

それはともかくとして、ubuntuだ。状況がよくわからないがあれもこれもそれも上手くいかない。以前まではできていたことが平然と不可能になってしまう今の状況は非常にマズイと思う。
最初はモニターのピボット(90度回転)ができない程度だった。今思えばその程度のことなら大したことないのだが、それが気に食わなかった僕はあれやこれやといじり回しているうちにUnity周りが不調になってしまった。ウインドウを画面の端にぶつけると自動で拡大してくれる機能がいつの間にか消えていた。設定では直っているはずなのにそれができない。そしてとうとう起動すらしなくなった。起動画面でubuntuロゴマークが出たままフリーズしてしまうのだ。昨日からこの障害に悩まされている。今のところ重要な作業はないし、使えないところで問題はないのだがやはり気分はよくない。ただ単にBGMを流しながら課題をこなしたいだけなのにこんな苦労をするとは思わなかった。

そして異常は更に続く。ubuntuを使う人間としては自力で解決不可能ならログを取り、フォーラムにて誰かの助けを求めるのが常道だろう。しかしなんだか気が進まない。情報収集の一環としてフォーラムのやり取りを見ることも多々あるが、自分もそこで同じように行動するとなるとなんだか億劫に感じる。そもそもログをとるのすら面倒だ。誰かにログを見てもらうよりかはログの見方を教えてほしいとすら思う(そちらのほうがはるかに時間がかかるが)。そういう、まぁ大部分は個人的でくだらない理由によりまともなトラブルシューティングを諦めて再インストールの力技を敢行することになった。
というわけなのだがそれもあまり上手くいっていない。ubuntuのウリのひとつはお手軽にインストールができることだと思っていたのだが何故こんなに苦労しているのか自分でもよくわからない。初回、初めてインストールした時のほうがまだすんなりいったように感じる。

今回一番ストレスがたまるのは「何が原因かわからず、前に進んでいるのかどうかすら判別つかない」点だ。実際後退していたことのほうが多かったわけでもあるし。
C言語に限定すればまだトラブルシュートの手法を学習しつつあると言えるが、どうにもubuntuなどといった実際に日常生活で扱うようなPC関連のことについては全然学べていないのではないかと感じてしまう。
この件に関しては再インストールという手段をとったが、今後はハードルを超えるごとに成長できるようになっていきたいと思った。


それにしてもやはりubuntuの使い心地は素晴らしかった。不満な点をいくつか挙げ連ねては見たが「ではwindowsに戻るか?」と聞かれたら答えは絶対に「NO」だ。起動スピードの速さだけでもubuntuは使う価値がある。