pythonなう


夏休みの総括としては、読書の進捗状況を書いておくのが手っ取り早いと思う。
帰省に持ち帰った本は何冊もあったけど、まともに読めたと言えるレベルなのはこの2冊。

・プログラミングのセオリー
・初めての人のためのLISP

あとは手にとってパラパラめくった程度だった。

自然言語処理ことはじめ
・入門vi
・プログラミングClojure
・プログラミングHaskell
・初めてのPython
Pythonチュートリアル
ユニコード戦記





初めての人のためのLISPについては既に書いたので、以下は他の書籍について。





「プログラミングのセオリー」
そのままコーディングや設計をするさいの初歩的な注意点をまとめた本だった。コーディングスタイルやモジュール化についての注意点など、あまりに基本的だったり既に知っている知識もあったが、後半のオブジェクト指向やラッパ関数に触れた章では、まだ知らなかった新しい知識に触れることもできた。
一番学習に時間をかけた本で、夏休みの大半をこれに費やしたといってもいい。というのもこの本一冊を丸々ノート化していたからだ。本来ならもう少し簡略化、要点化するべきだったのだが、目に付いた内容を全て書ききろうという勢いでノートを作ってしまっていたため、非常に時間がかかった。
この一件でもう少しノートの取り方を考えなければならないと感じた。

自然言語処理ことはじめ」
夏休み前に大学で募集していたあるプログラムの予習のために読み始めた一冊。いくつかの研究室の中から好きに選んで、3年の研究室配属に先んじて研究室にお邪魔できるという制度。僕はそのなかから第一志望として自然言語処理の研究室を選んだため、その研究内容を理解するために予習しておこうと思ったのだ。結局志望者が多く、審査の結果第二志望へと映されたが。
ともかく、自然言語処理とはなんぞや? といった初学者にも優しい入門書を探していって行き着いた一冊。探し始めた当初は大学の教科書に選定されるようなアカデミックで難解な文章の本ばかりだった。そうではなく、あくまでも読みやすい「絵本シリーズ」のような一冊を探していた僕にとって、この本はとてもピッタリだったと言える。
志望先に行けなかったと判明すると同時に読むのをやめてしまったので大体全体の2/3で止まっているがこの本なら苦もなく最後まで読み切れそうだ。また機会をみつけて、できればノート化までもっていきたいと思っている。

「入門vi」
個人的なことを言えばコーディングにはEmacsが一番だと思っている。というかEmacsが好きなだけだ。だが、Emacsもviもある程度一定のレベルで使いこなせるようになるのが最も良いことだと思う。「それしかできないからそれを使う」のではなく、「別にどれでも使えるが、あえてこれを選んで使う」のが最も良い選択肢の選び方だと思うからだ。これはプログラミング言語にも言えることで、今回実家に持って行った本の中に何冊もプログラミング本があるのはそのためだ。今はC言語しかロクに使えない素人大学生だが、いつかはいくつもの言語を自在に操れるSEになりたいと思う。
ちなみに内容・および読み進めた量はほぼナシ。目次とその先くらいがせいぜいだった。

「プログラミングClojure
「プログラミングHaskell
上記の通り、扱える言語の幅を広げようとした試みの一環。実際はそれだけではなく、オーム社が出す書籍が好きでついつい手にとってしまったという理由もある。また、LISPで多少関数型言語に触れていた経験もあって、LISP以外の関数型言語はどんなもんかと思ったという面もある。
これもやはり内容はほとんど読んでいない。それどころかClojureに頻出するJVMという単語の意味がわからなくて苦労した。

「初めてのPython
Pythonチュートリアル
LISPなどの関数型言語以外にも、現在メジャなLL(RubyPerlなど)を学習しておく必要性を感じたため、そのとっかかりとしてPythonを選んだ。さらにもうひとつ、自然言語処理で前述した研修制度で、希望していた研究室の使用言語がPythonだったためというのもある。これもまた第一志望から外れたため夏休みのはじめに少し触る程度に終わってしまっていた。
今は諸事情によりまた学習の再開をしている。
とりあえずPythonチュートリアルの序文にあった「初学者のためのこの本の読み方」的な文章の通りに読んでみたが、重要でなおかつ覚えるべき部分が的確に示されている。専門書は分厚くなればなるほどこういった「この本の読み方」ページが大事になるのではないかと思う。

ユニコード戦記」
こちらは今までと打って変わって読み物。正直なところ期待していたものとは違っていた。 よく知りもしない会議名が大量に出てくるため非常に退屈で、途中で飽きてやめてしまった。


各書籍に対する感想とピックアップした理由はこんなところ。
今はPythonの勉強を進めている。チュートリアルの方はまだよかったが、初めてのPythonは図鑑のように大きくて分厚いので心が折れそう。
このあとRubyPerlと進めていくとっかかりとするためにもきちんと学んでおきたい。